防衛分野セッション
日本の防衛力に対する国際的な関心が急速に高まっています。防衛装備庁の報告によれば、日本の防衛技術に関する海外からの関心は50%増加しており、とりわけセンサー、レーダー、ミサイル防衛、電子戦、次世代航空機の領域で顕著です。
この変化の中心にあるのが、日本・英国・イタリアの3カ国が2035年までの第6世代戦闘機開発を目指すグローバル戦闘航空プログラム(GCAP)です。GCAPは単なる航空機開発を超えた存在として認識されつつあり、エンジン、デジタルエンジニアリング、ミッションシステム、先進製造技術、そして国際協力を加速する原動力となっています。その長期的な産業育成効果は、ユーロファイターをも上回る可能性が指摘されるほどです。
こうした動きの背景にあるのは、急速に変化する地域の安全保障環境です。2026年度の中国の軍事費は7%増加し、その支出はアジア全体の約44%を占めるに至りました。このことが、抑止力、サプライチェーンの強靭性、技術的先進性への関心をいっそう高めています。
同時に、将来の戦闘のあり方は、協調型無人機(CCA)、自律型システム、AIを取り入れた作戦、有人・無人チーミングへと移行しつつあります。これらの技術がGCAPなどのプログラムの中核となるにつれて、今後の防衛投資と産業戦略を大きく再編することになるでしょう。
Aviation Week 航空宇宙防衛業界フォーラム2026のディフェンスセッションでは、防衛省および政府関係者、メーカーほか防衛関連企業の関係者が集い、日本の航空宇宙防衛分野の次なるフェーズを形づくる技術、パートナーシップ、優先投資対象を検証します。